●どんな教科書を使っているか
　韓国（北朝鮮もですが）で反日行動が収まらないのは、「小中華思想」「恨の文化」が根強く影響していると説いてきました。とにかくだれか（この場合日本）を恨んでないと精神が正常に保てないのでしょう。

　では一体どのような教育が行われているのか。韓国のほうを見てゆきましょう。

　よく分析している「韓国の歴史教科書を読む」を見ておくとよいでしょう。長いですが、後半のほうから読めば日本に関する記述が楽に発見できます。中立的な書き方をしている教科書もあり、内容は皆さんそれぞれが確認していただければと。一点だけ、

「歴史は今日の生を照らす鏡であり、明日を見通せる窓ともいう。したがって、歴史の叙述は過去が暗いからと隠したり、ないものをあると誇張してはならない。歴史の叙述は偏ることなく厳格でなければならない。」

　とこの後さんざんウソを書いていながら、この教科書では最初からウソを書いています。過去を隠したり誇張しているのは他ならぬ韓国人の皆さんですよ。

続きを読む

●中華思想（華夷秩序）
　中国では、自分たちの王国が中華という中心にあって最も正しい国であり、自分たち中央の冊封体制に入らない国や民族を「夷狄（いてき）」（東夷・北狄・西戎・南蛮）と呼び差別しました。南蛮貿易という言葉で使うこの「南蛮」も中華思想用語ですね。ただ日本はほとんど中華思想には染まっていないので、この「南蛮」は単に外国から来た文化という意味ですね（南蛮貿易と言っておきながら遠くヨーロッパとの交易を指してつかっていましたから）。もっとも、漢民族たちは蛮族として蔑んできたモンゴルや満州族のような騎馬民族に苦しめられてきたのですが。世界史を動かしてきたのは、騎馬民族ですからね。


●小中華思想
　朝鮮で起こった中華思想の亜種。自分たちこそ、中華の次に位置する徳の高い国（？）と定め、中華思想同様、周辺にある「夷狄（いてき）」とされる民族や国家を差別しました。日本は朝鮮よりより東側にあるため、蔑視の対象となりました。もっとも、日本は白村江の戦い（663年）以後、朝鮮半島および中国大陸と縁を切りましたから、その影響はほとんど受けていません（「鎖国」とは江戸時代からの知恵ではなく、古くからある日本の基本的外交戦略だったのです）。
　　日本が中華思想・儒教の影響を受けたのが30%くらいだとすると、朝鮮では頭のてっぺんからつま先まで、骨の髄まで中華思想に染まりました。そのくせ、中国語とは似ても似つかないのは笑ってしまいますが。


続きを読む

●「恨」(ハン)という文化
　日本が深く恨まれたことをしたわけでもないのに（逆の例の台湾を見て下さい！）、どうして「反日教育」が韓国で行われているのかについて、もう一つくらい説明する必要があります。

　Wikipediaの「恨（ハン）の文化」の項目から引用してみましょう。

歴史学者古田博司は朝鮮文化における恨を「伝統規範からみて責任を他者に押し付けられない状況のもとで、階層型秩序で下位に置かれた不満の累積とその解消願望」と説明している。

　階層構造などから発生する恨みつらみ、悲しみ苦しみ、（支配者層に対する）あこがれや優越者に対するねたみ、辛い境遇からの解放願望（ここ重要）、またこうして積み重なった恨みつらみは何代かかっても解消されなければならない感情と考えています。これが恨（ハン）の感情の中核をなす朝鮮半島の文化なのです。


続きを読む